子育て~赤ちゃんの反射の種類~
皆さんはこんな様子を目にしたことはありませんか?
・赤ちゃんが急に「ビクッ!!」と動く。
・急に目を閉じたり、足の指を閉じたりする
これらは、「原子反射」といいます。
今日は、上記のような様子を例に「原子反射」についてお話していきたいと思います。
最後までお読み頂けると、「赤ちゃんの発達」や「赤ちゃんの反射の種類」を理解できますので、是非お付き合いください。
子育てが一層、楽しくなりますよ!!
それでは、どうぞ!!
【原子反射とは?】
原始反射とは、誰もが生まれつきもっている<反射行動>のことです。
赤ちゃんは大きな音に反応したり、くちびるに触れたものを吸い続けたりといろんな原子反射をもっています。
そして、これらの行動は多くの発達の基礎となる大切な行動です。
生まれてからすぐに多くの原子反射が見られるため、「急にビクッと動いたんだけど。」、「物音に敏感すぎるよ。」などと、不安になる方もいるかもしれません。
でも、大丈夫です。
どの子にもある、生まれながらにもっている反射行動です。
成長と共になくなっていくものなので安心してください。
【原子反射の種類】
それでは、原子反射にはどのような種類があるのか?
以下に解説していきます。
①モロー反射
人の声や急な物音などの刺激があったときに、ビクッと反応したり、身体の中心に向かって両手で抱きついたりするような反射行動です。
大体、6ヵ月~7カ月頃に消失します。
②物を吸う反射
とにかく唇に触れたものに対して吸いついたり、吸い続けたりする反射行動をいいます。本能的なもので、おっぱいやミルクなどを飲むなど生命維持にも必要な反射行動です。
大体、4カ月~5ヵ月頃に消失します。
③握り反射
手の平に触れたものを握りしめたり、掴んだりする反射行動のことをいいます。
また、足の裏に物が触れたりしても同様の行動が見られます。
大体、手は6ヵ月~7カ月頃、足は7ヵ月~8カ月頃に消失します。
④瞬目反射
天気の良い日や明るい照明に対して、ビクッと目を閉じる反射行動のことをいいます。
まぶたに息がかかったり、風を受けたりしても同様の行動が見られます。
大体、3ヵ月~4カ月頃に消失します。
※反射行動の消失時期には個人差があるため、あくまでも目安として下さい。
【まとめ】
今日は「原子反射」、「反射の種類」というテーマでお話しました。
赤ちゃんにとって、原子反射は日常的なことであり、成長過程において必須なものです。
大きくなるにつれてなくなっていきますので、あたたかく見守ってあげて下さい。
どうか赤ちゃんと楽しい子育てライフを送ってくださいね!!